小熊英二〜近代史〜

前期は授業をとっていない月曜。SFCに潜ってこの人の授業を受けてきた。

衝撃。彼の口は爆発音豊かなマシンガン。
ひとつの情報に対して、めちゃくちゃインパクトのある表現を加えて人の頭の中に食い込ませてくる。
その言動一つ一つに、小熊さんというキャラクターが込められていて、見ていて聞いていて気持ちが良かった。


以下メモ。

月曜のテーマ

共通教育

江戸から明治に入って共通教育が始った頃の話。

頭に残ってる情景。

  • 学校に行く意味を理解出来ず学校を焼き討ちする土百姓
  • 日が暮れたら家に帰っていく、時計の読めない労働者
  • 爆弾の数を数えられない日本政府軍
  • 走るときに右足と右手を同時に出してしまう明治の人

共通教育の本来の目的

  • 考え方を教える。→頭の使い方を全員フォーマット。
  • 知識を教える。→全員の頭の中の資料をそろえる。
  • 従うことを教える。→忠誠心を植えつける

意味があるか無いか

当たり前だけど、このフィルタリング作業の徹底がかなり重要で、昔の人は、この作業を上の人や自分のいる環境が徹底して行っていた。

身分制度がまさにそれ。

ex.農民は学校に行かない。←当然

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列に並ぶことがつまり、当時の教育そのものだったのだと思った。

また、戦争に勝つ。産業が発達。仕事が増える。勉強することが意味を持つ。という流れが面白い。

つまり、仕事のない国に教育を与えてもまったく意味をもたないってこと。



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