思考を三色化するススメ

三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)

三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)



石井さんに頭打ちにされ、

喋り、考え方、見つめなおさなきゃならん、と思ってた今日この頃、

この本をオススメしてもらった。




本に3色ペンで線を引きながら読んでいく事。

なんとなく、おえぇ、とか思う人もいるかもしれないけれど、

実際この本読みながらやってみると、むっちゃ良い。



あらすじ

                                                                          • -

本を読むことは、思考力の強化であり、

それは要約力の強化でもあり、

コミュニケーション能力の強化につながる。



読書とは、聴くことに他ならず、

積極的に相手の言葉に耳を傾ける訓練が

コミュニケーションの基礎を気づく。

(積極的に聴くとは、主観と客観を意識して聴くこと)

                                                                          • -

3色で線を引くことについて。

                                                                          • -

・赤は最重要

・青は重要

・緑は興味&興奮



青と赤は、客観的な判断、

緑は、主観的な判断。



ただ赤鉛筆で大事なところに線を引くのではなく、

「ここは客観的にみても大事なところ」

「ここは、個人的にめちゃ楽しい!」

というように、主観と客観を切り替えながら、

さらにその切り替えを意識しながら、

文章を追っていく過程では、そもそも、たくさん思考することになる。

だから、思考力が鍛えられる。


ただ、

たくさん思考すれば思考力が鍛えられる、というよりは、

主観と客観を意識して思考する、という事が、

思考力を伸ばすためのポイントなのだそう。

確かに言えてる。

                                                                                                    • -

ちなみに、僕は、今まで読書に対して

・楽しい

・言葉の使い方が新鮮

・偉大な著者に、会わずともその考えを聴くことができる(実際は5割くらいしか理解してない)

を求めてた。



思考力やら要約力やら、

多少は意識していても、

この本のように、読書という行為の前提にはしていなかったし、


自分が理解できるところだけ理解、というか、勝手に解釈して学べばよい

というのが、正直な思いでした。


これは、ネットで自分に必要な記事だけ探してる、

主観オンリーの読み方で、

客観はゼロ。





この本は、僕の読書することを教えてくれたし、考えさせてくれた。





この先、人と話をするのが、もっともっと楽しくなりそう。

本からもっともっと学べるようになったら、人生バラ色!


  • 面白かった表現-(似てる内容が多いけれど)

本を読むことは、書き手の思考に寄り添って考えること。

主観と客観は、思考を出来るだけ遠くに飛ばす両翼だ。

読書はある種の忍耐を要する思考作業である。他者の思考に退屈な部分も含めて寄り添う

相手の文脈にとりあえずは沿う事が、良いコミュニケーションには必要。


などなど。。