思考を三色化するススメ
- 作者: 斎藤孝
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 文庫
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石井さんに頭打ちにされ、
喋り、考え方、見つめなおさなきゃならん、と思ってた今日この頃、
この本をオススメしてもらった。
本に3色ペンで線を引きながら読んでいく事。
なんとなく、おえぇ、とか思う人もいるかもしれないけれど、
実際この本読みながらやってみると、むっちゃ良い。
あらすじ
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本を読むことは、思考力の強化であり、
それは要約力の強化でもあり、
コミュニケーション能力の強化につながる。
読書とは、聴くことに他ならず、
積極的に相手の言葉に耳を傾ける訓練が
コミュニケーションの基礎を気づく。
(積極的に聴くとは、主観と客観を意識して聴くこと)
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3色で線を引くことについて。
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・赤は最重要
・青は重要
・緑は興味&興奮
青と赤は、客観的な判断、
緑は、主観的な判断。
ただ赤鉛筆で大事なところに線を引くのではなく、
「ここは客観的にみても大事なところ」
「ここは、個人的にめちゃ楽しい!」
というように、主観と客観を切り替えながら、
さらにその切り替えを意識しながら、
文章を追っていく過程では、そもそも、たくさん思考することになる。
だから、思考力が鍛えられる。
ただ、
たくさん思考すれば思考力が鍛えられる、というよりは、
主観と客観を意識して思考する、という事が、
思考力を伸ばすためのポイントなのだそう。
確かに言えてる。
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ちなみに、僕は、今まで読書に対して
・楽しい
・言葉の使い方が新鮮
・偉大な著者に、会わずともその考えを聴くことができる(実際は5割くらいしか理解してない)
を求めてた。
思考力やら要約力やら、
多少は意識していても、
この本のように、読書という行為の前提にはしていなかったし、
自分が理解できるところだけ理解、というか、勝手に解釈して学べばよい
というのが、正直な思いでした。
これは、ネットで自分に必要な記事だけ探してる、
主観オンリーの読み方で、
客観はゼロ。
この本は、僕の読書することを教えてくれたし、考えさせてくれた。
この先、人と話をするのが、もっともっと楽しくなりそう。
本からもっともっと学べるようになったら、人生バラ色!
- 面白かった表現-(似てる内容が多いけれど)
本を読むことは、書き手の思考に寄り添って考えること。
主観と客観は、思考を出来るだけ遠くに飛ばす両翼だ。
読書はある種の忍耐を要する思考作業である。他者の思考に退屈な部分も含めて寄り添う
相手の文脈にとりあえずは沿う事が、良いコミュニケーションには必要。
などなど。。