感動をつくれますか?
amazonのオススメメールにより購入。
かなりカッコ良かった。し、大事だと思うことがたくさん書いてあった。。面白い。
友達に貸す予定の本だけど、興奮しすぎて折れ目と赤線だらけ。
・創作には、論理的な思考と感覚的なひらめきを要する。
ある程度良いもの、というのは論理性だけで作れるが、そこにスパイスを加え、オリジナリティを与えるのが直感だという。
直感によって生み出されたものには、わくわくが潜んでいると思う。つまり未知性だ。論理的にデザインしていくと、未知性がないから、ある程度良いものが出来ても、多分つくってる本人は腑に落ちないのではないか。
久石譲も、この本の中で「腑に落ちない」、「腑に落ちた瞬間」というフレーズを沢山使っていたけど、
腑に落ちる瞬間というのは、直感に導かれて暗闇を進んでいく中で、「行ける!」という確信を持った瞬間だという。
腑に落ちるまではとても苦労するが、一旦たどり着けば、そこから先はトントン拍子で創作が進んでいく。
岡本太郎の“自分の中に毒をもて”の中で、
「不安だ、しかし、惹かれる。」
と書いていたが、まさにこれと同じ感覚なんじゃないかと思った。
この本を読んで、岡本太郎の本がフラッシュバックして、
「直感の啓示に敏感になる」
という事を改めて学んだ。
以下、めも。
・論理や理性が無ければ人に受け入れてもらえるようなものはつくれないが、全てのことを頭の中で整理しても人を感動させることは出来ない。
・頭の中で考えた良さと、僕が実際つくりたいと思ったものは違った。
・自分の考えている範疇で勝負したら月並みのものしか生み出せない。
・蓄積とひらめきを糸で結びつけるのが直観力
・直感はいつどこでひらめくかわからない。
などなど。。(主に第一章「感性と向き合うより」)
- 作者: 久石譲
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