大聖先生
環境エネルギーコースのガイダンス後、大聖先生をつかまえて、自分の進路の相談を持ちかけた。
最近僕の中で走り回っていた考えをそのままぶつけてみた。
- 将来的に早稲田を出て、デザインの分野に進みたいと思っていること。
- せっかく早稲田でシステムを学んできたのだから、デザインとシステム、二つの切り口から物造りを考えていきたい、ということ。
- MITの石井裕さんの「タンジブルビット」などに大きな衝撃を受けたこと。それについて友達といろいろ話し合ってきたこと。
- 大学2年間、内職としてコンピュータの勉強をしたこと。ユビキタス社会のこと。
- そして、転学以前に早稲田にそれを研究する環境があるのかないのか、ということ。
先生の方にあまり時間がなかったようなので、
「キーワードをください。」
とお願いした。
頂いた3つのキーワードは
一つ目、「桑沢デザイン研究所」
僕が今年からダブルスクールで通おうか迷っていたところだ。
デザインの勉強をしたいといって、これが出てきたのに驚くことはないのだけど、まさか大聖さんの口からこのキーワードが出ると思っていなかったし、さらなる驚きは、大聖さんの娘さんもダブルスクールで桑沢に通っているということ。
今度是非お話を聞かせてください、とお願いしたら電話まで通してくれるそうだ。
二つ目、「藪野健」
この人なら良いアドバイスをくれるだろうと言って、近いうちにコンタクトをとらせていただけるそうだ。
家に帰ってさっそく調べて見ると、どうやら美大の教授を経て、今は早稲田のどこかにいるらしい。
最後のキーワードは「ビジュアルシンキング」。
これは早稲田の新しい講義名。詳しいことはよくわからんが、潜入してみようかと思う。
明け方4時、大聖さんからのメール。
杉原君
デザインに関する相談の件、私が全体をまとめている自動車工学(B4、Mの合併授業、前期火曜2時限、52号館204室)で4月17日は自動車のデザインを担当する荒川先生の順番ですので授業に参加してその後、ちょっと相談して見てはどうですか?
そのように荒川先生に依頼しておきます。
また、1年生の新しい授業「ビジュアルシンキング」(前期火曜3、4限目、教室は不明)では薮野先生が5月1日、(8日)、(15日)、22日に担当されますので、授業の前後に会ってみて下さい。そのようにお願いしておきます。
デザインに関して関心を持つことは、ものづくりにとっては非常に重要な観点であり、消費者がデザインに製品価値を求める傾向が進むことと思います。
大聖さんはとても忙しい人と聞いていたが、それ以上に面倒見の良い先生だった。
「訪ねる」「尋ねる」事はまさにゴールへの近道になった。
謝謝。