504DESIGN「みすえる」テーマ〜LOHAS〜

LOHASのところまで話は発展しませんが、ITの発達について思うことを。

＞ＩＴが発達して、時間の余裕は増えるかと思えば・・・

ITの発達によって、人とのコミュニケーションとるために用意する時間が激減した。
以前ならその場所にいかないとその人には会えなかったのに、
今は携帯メールで１分。どんなに遠くにいてもテレビ電話で笑顔も見られる。

情報は空気と同じように、地球を満たし、
人間は呼吸と同じように、空中に充満する情報を吸い込む生き物になった。

人間は欲深な生き物だ。
ITを発達させて作った時間(削減した時間？)に新たなスケジュールを詰めてしまった。

効率を良くする事は、ある大きさの器の中にどれだけ密に詰めるかを追求することだ。。
人間が高効率を目指せば目指すほど人間は自分達を多忙地獄へ追い詰めてるんじゃないかと思った。

携帯電話を家に忘れてしまった一日は、始めのうちは「誰々と連絡をとらなきゃいけなかったのに。」

と思いつつも、お昼を過ぎた頃にはなんとも自由晴れ晴れとした気分で一日を過ごしている。

ITの発達で、より多くの人と時間を共有できるようになり、また、共有しなきゃいけなくなった。
これは、自分の時間軸の中に他人の時間軸が出現するようになったのだ。

「何時、何日までにあの人に連絡せねば！」

「あの人はいま旅行中だ。」

などなど、

自分の時間だけを意識すれば良かった時代と比べて、他人の時間も気にしながら生きていかなきゃならなくなった。

だけど、ITは素晴らしい技術だ。

人間の可能性を爆発的に拡大する。

だけど、人々はまだITの発達についていけていない。

うまく使いこなせていないのだ。

僕もまた、

＞「近い将来ITが精神的な豊かさに貢献できる存在になる」事を願う。

もちろん願うだけでなく考えていかなければなりませんが。